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今大会から、入場式前に二上美紀子社長による前説が始まった。
吉本新喜劇の番組テーマ曲に乗って登場した二上社長は、その理由を「入場式がいつも3人で暗いので、私が前説で少しだけ温めてから(入場式を)やるようになりました」と説明。
時折、観客をいじりながら、マナー良く観戦するための注意事項のほか、初めてダイジョを観戦するファンに応援の仕方をレクチャー。
そしてオープニングコールの練習をして、盛り上がる予感を得たところでリングを終えた。

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 そして入場式へ。ダイジョ生え抜き3人娘がリングに揃い、三女から順にあいさつ。

 山下りな「皆さんこんにちは! 本日はご来場、ありがとうございます。先日の「11月4日で、わたくし、デビュー3年目になりました。皆さんの支えで今日まで元気に、大きなケガもなく、やってこれることができました。
これからもケガなく病気なく、皆さんに元気を……えーと、3年目の目標なんですけども、もう少しうまくしゃべれるようになろうと思います。よろしくお願いします」

 フェアリー日本橋「皆さん、ごきげんよう、フェアリー日本橋です。今日も私はめいぃりぃ氏と試合はしません。前回の恨みを晴らさせていただきたいと思います。
前回、私はマスクを剥がされかけました。マスクマン(正確にはマスクウーマン)にとっては、」大事なマスクなので、この恨みを今日、晴らしたいと思います」

 下野佐和子「先月に引き続き、2回目の平野区民ホール。ご来場、誠にありがとうございます。OSAKA女子プロレスも残すところ今年、あと2大会となりました。
私個人といたしましても、メインでは山縣優選手、フェアリーと一緒に力を合わせて、相手を倒したいと思いますので、応援の方、よろしくお願いいたします」

 3選手があいさつを終えると、下野が音頭を取って、先ほどの前説で練習したオープニングコール。

 「エンジンかけます」

 「ブンブンブン」

 「ダイジョ、行くで!」

 「オー!」

 観客との掛け合いで第1試合に移っていった。

ひっかけ橋ランブル(20分1本勝負)
○にゃんば~&クロネコ(13分01秒 体固め)ポリスウ~メン&救世忍者・乱丸●
※ムーンサルトプレス

にゃんば~と乱丸の先発で試合開始。
ゴングと同時にコーナーからとに出した乱丸だが、にゃんば~のエルボーをカウンターで浴びてダウン。
クロネコvsポリスウ~メンの展開になると、ポリスウ~メンがクロネコを捕まえて、きゃがるクロネコを敬礼コブラツイスト、敬礼キャメルクラッチに持ち込む。

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 乱丸をつかまえたにゃんば~はドロップキックを決める。
しかし乱丸もクロネコにフライング・ニールキックを決めて反撃。
ポリスウ~メンはクロネコにDDT。
クロネコとポリスウ~メンは丸め込みの応酬を繰り広げるも、両者ともカウント3は奪えず。
ポリスウ~メンがキャリーケースの上へのDDTを決めると、クロネコはポリスウ~メンをコーナーに追い込んでビッグブーツを叩き込み

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 クロネコはポリスウ~メンの反撃を許すも、乱丸に代わると尻尾を利用しての絞首刑。
そして急降下エルボードロップからビッグブーツを狙うが、乱丸が片足たちの状態になったところで金縛りの術を使ったため、クロネコは前のめりに倒れてしまった。

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 改めて術が解かれた段階でビッグブーツを乱丸に叩き込むと、にゃんば~がフライング・ボディーアタック。
レインメーカーを叩き込んだところでポリスウ~メンがイスを手にリングに飛び込んできた。
乱丸に「反則やからイスは使うな」と注意されたポリスウ~メンだが、お構いなしにイスを振り回す。
しかしそれが乱丸に誤爆。

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いつように注意する乱丸に怒ったポリスウ~メンは仲間割れ。
乱丸をえびす落としてマットに叩きつけたところで、にゃんば~がムーンサルトプレスを決めてカウント3を奪った。

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幻魔大戦・新章~ヴィクトリ~(15分1本勝負) 
○勝愛美(10分55秒 片エビ固め)めぃりぃ●
※ダイビングエルボードロップ

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いつものように、試合が始まるとまず自己紹介するめぃりぃ。
勝も仕方なく自己紹介。
しかし、めぃりぃが背後から忍び寄って丸め込む。
勝は何とかカウント2で返した。

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 怒った勝が一気に攻め込むと、めぃりぃは「得意の萌え萌えじゃんけんで勝負」と萌え萌えじゃんけんに持ち込む。
1度はじゃんけんに舐めためぃりぃだが「空気を読みなさいよ」と再勝負に持ち込み、見事勝利。
メロンパンナちゃんのメロメロパンチを放つも、勝つには全く効かない。
またまた怒った勝に対し、めぃりぃは“台本プロレス”に持ち込む。

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 トミーレフェリーまで巻き込んでの台本プロレスでは、勝がリンゴを1口かじったところで大の字に。
するとめぃりぃはカバーする。カウント2で返した勝だが、またまたお怒りモード。
何とか再演に持ち込んだめぃりぃは、ダウンした勝の姿を見て、コーナー最上段へ。
すかさず勝は起き上がって、デッドリードライブでマットに叩きつけた。

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 バックフリップ、串刺しフォアアーム、ミサイルキックで反撃に転じためぃりぃだが、まともな勝負では実力差がありあり。
勝のミサイルキック、ボディースラム、逆エビ、ランニング・フォアアーム、バックドロップと攻め込まれる。
そのたびにカウント2で返したり、ロープに逃げるのがやっと。
最後はダイビング・エルボードロップを浴びてカウント3を聞いた。

リニューアル!新!看板娘。登場(15分1本勝負)
○三代目・三崎グリ子(5分27秒 パピコパナップ)春日萌花●

 査定に合格、「(仮)」の文字が外されて、正式に三代目グリ子となってのデビュー戦。

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 がっちり握手を交わして試合開始のゴングを待つ。
ロックアップで組み合ったグリ子は、春日をロープに押しつけるとクリーンブレイク。
そしてグリコポーズを披露。春日のカウンターのボディーアタックには、ドロップキックをお返し。
エルボーの打ち合いでは、じゃんけん勝負に持ち込む。グーしか出さないことをしている春日は、ずっとグーであいこに持ち込む。
しかし最後はグリ子がチョキで勝利。

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春日をコーナーに詰めると、「初代の遺伝子がたくさん入ってる」表れというおっぱいアタックを決め、グリコポーズを取りながらのカバー。
これが春日にカウント2で返された。

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 グリ子がブレーンバスターを決めれば、春日はノーザンライトスープレックス、ミサイルキック。
しかしグリ子は、カサドーラの要領で丸め込むと、そのままレッグロールクラッチに移行して、三代目グリ子としての初陣を勝利で飾った。

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■休憩明け恒例のインフォメーションコーナー。
担当のフェアリーがメインの出場を控えていることもあって、三代目グリ子が勝愛実を引き連れてリング上に。
今後の大阪でのダイジョとWAVEの日程発表とチケット先行発売を告知。そして新作グッズを紹介した。 勝つは11月20日に行われるJWP大阪大会(淀川区民センター、13時試合開始)を告知。
そして三代目グリ子が話を続けるも、本部席に座っていた二上社長からの指示でゴングが打ち鳴らされ、強制終了となった。

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タッグマッチ(20分1本勝負)
○水波綾&Leon(14分50秒 片エビ固め)山下りな&夏すみれ●
※ラリアット

 試合はLeonと夏の先発でスタート。
水波vs山下の顔合わせになったところで、真正面からのぶつかり合う展開に。
タックルでもエルボーでも、互いに一歩も引かず。
山下と夏がダブルタックルを水波に決めれば、水波とLeonは相手を対角線のコーナーに詰めて、同時に串刺し式でスピアを突き刺していく。

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 このあたりから夏がつかまる展開に。
Leonのサマーソルトドロップ、水波の串刺しラリアット、ボディースラム、ギロチンドロップを浴びて防戦一方に。
Loenに何とか逆さ押さえ込みを決めるも、カウント3は奪えない。

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 タッチを受けた山下がパワー全開。ショルダータックルでLeonを吹っ飛ばすと、水波にブレーンバスター、Leonに串刺しラリアット。
しかしLeonも風車式バックブリーカーで山下の勢いにストップをかける。
そしてスピア、ミサイルキックと山下を攻め立てた。

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 水波が山下をロープに張りつけてのラリアットを叩き込んでいけば、山下も同じ技でお返し。
そしてリング中央でラリアットの打ち合いを繰り広げる。
先に水波が打ち勝てば、山下はすぐに立ち上がってラリアットで水波をダウンさせるなど、互いに意地の張り合いを見せる。

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 代わった夏が水波にブロンコバスター、フライング・ボディーアタックを決めるが、水波のラリアットとLeonのスピアの合体技にダウン。
水波の肩固めは山下のカットで命拾いした。
ブロックバスターで反撃に転じた夏だが、丸め込みの連続はカウント3を奪えず。
水波の強烈なラリアットを3連発で浴び、マットに沈んだ。

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ダイジョジハード~再戦~(30分1本勝負)
○山縣優&下野佐和子&フェアリー日本橋(19分05秒 夢心流)大畠美咲&中森華子&飯田美花●

 下野と飯田でクリーンに試合はスタート。
ほぼ互角の展開だったが、フェアリーに試合の権利が渡ったあたりからダイジョ正規軍が不利な展開に。
やはり、どうしてもフェアリーがつかまってしまう。
山縣が救出に入ろうとするも、レフェリーに止められてしまう。

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 フェアリーをキャメルクラッチに捕らえた飯田が、マスクの紐に手をかける。
山縣がレフェリーの制止を無視してカット。
何とか素顔をさらされることは免れた。

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 下野と山縣が連係を見せようとしたが、大畠がリング下から山縣の足を引っ張って場外戦に誘い出す。
リングに戻ってからは、またしてもフェアリーがつかまってしまう。
大畠がフライング・ボディーアタック、ドロップキックを決めて、さらに攻撃を仕掛けようとロープに走ったところ、山縣が飛び込んできてドロップキックで迎撃。
これでようやくフェアリーはピンチから脱出。

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タッチを受けた下野は、大畠と中森2人まとめてボディーアタックで押し潰し、大畠をカナディアンバックブリーカーに担ぎ上げる。
中森のミサイルキック、フロントハイキックを浴びながらも一本背負い3連発を返していく下野。
さらにバックフリップを決めた。 代わった山縣は、中森にコードブレイカー。
ミドルキック、ハイキックを浴びながらも延髄斬りを返し、バッククラッカーで追い打ち。
しかし中森もフィッシャーマンズスープレックスからシャイニング・ウィザードを返して、一進一退の攻防に。

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 飯田もエルボースマッシュの連発からフィッシャーマンズスープレックス。
山縣もブレーンバスターからクロスフェースロック。
すると飯田もワキ固めで切り返していく。
飯田が黒バットを持ち出して攻撃。

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ロープに追い込まれた山縣に、中森がトップロープを利用してのチョーク攻撃。
山縣が腰を落としたところに飯田が低空ドロップキックを叩き込み、ミサイルキックで吹っ飛ばす。
そして馬乗りアームロックで締め上げるが、ここは下野のカットが間に合った。その下野は中森と大畠に両腕でのラリアットを放つ。
そして飯田には、山縣との合体コードブレイカー。

 飯田に羽交い絞めにされた山縣だが、中森のハイキックを誤爆させると、大畠が黒バットを持ってリングに飛び込んできた。
それも飯田に誤爆させる。

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相手チームの息が乱れたところで夢心流。
しっかり飯田の腕をフックして決めると、カウント3が数えられた。

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 勝利した山縣がマイクをつかむ。

 「最近ね、かなりのストレスが溜まってましてね。それ以外でのストレスも、この試合で晴らしましたよ。こんなに気持ちいいもんなんですね?
 日ごろのストレスを小粒たち相手にして(晴らせて)、私、うれしいですわ。私が本気を出せば……いや、本気じゃないな、70%だな。こんなもんですよ、あなた方は」

 すると大畠がマイクを奪い取り、「その小粒を倒すのに、どれだけの時間かかってたんですかね? あなた、メインに出てきたの、今日が初めてじゃないですよね? 今までさんざんかかわってきて、やっと、やっと1勝できただけですよね。そんなうれしいか? でも、こうやってメインで何回か抗争する間に、あなたたち、何か考えてきたことあるんですか? いっつもいっつもおんなじメンバーで、ダイジョの中でしかメンバー選べないで。別に勝ちたかったら、誰かれ構わず、助けを求めりゃいいじゃん?」と返す。

 山縣がこれに「だって私、お友達いないもん。この業界以外の人だったら、たくさん友達いるんですけど、女子プロ界にはいないの」。

 それを聞いて大畠は、「私だって志田だって、そんなに友達いる方じゃないけど、それでも今回この抗争始まってから、Ayaka、飯田、中森……こっちの方がよりメンバー連れて来てる。面白くしようと思って。そっちは?」と突っ込む。

 その後も2人のやり取りは続く。

 山縣「ウチら、山下も含め、4人でさ、やってきたことだから。ウチらの絆(は堅い)……言い方クサイけど。あんたら薄っぺらいやん。ウチらは一緒に風呂行く仲やからな。裸の付き合いって大事なんだよ」

 大畠「そんな絆なんて薄っぺらいものにしがみついてるから、(1勝するのに)これだけ時間かかったんじゃないの?」

 山縣「時間かかってもこれだけまとまってるんだから、私はいいと思う」

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 これに割って入ったのが下野。
「私も同じく、山縣さんと同じ意見ですよ」と言うと、大畠が、「他人と同じことしか言えないの? 自分の言葉で発信してください」と返す。
それに下野は「長くなりますけど、聞いてもらっていいですか?」と言ってから、こう続けた。

 下野「まあ、いつからかこういうのが始まって、自分はOSAKA女子のメンバー、入って来てくれたフェアリー、山下、山縣さん、その4人でより強くなっていきたいです。
それにはもっと、時間がかかるかもしれないけど、こうやって闘う相手とぶつかって、もっともっと4人で強くなっていいきたい」

 大畠の「まだ時間かかるの?」の言葉に、下野は「かかっちゃいけないんですか? 誰が決めたんですか?」と返す。
すると大畠は「私のは成長しているように見えないから。進歩してるようには見えないから。それを示してください。今年の汚れ、今年のうちに。じゃあ、いいのね? そっちは4人で」と言うと、下野は「私は4人で言いと思うけど、この2人がどう思ってるかはわからない」と、毅然とした態度で返した。

 ここでマイクを手にしたのが飯田。
リング下にいた山下に対して、「山下、テメエ、ここ何回か、何してたんだよ? お前がいなかったから、今日まで勝てなかったんじゃないのか? お前がこのチームにいないことが、お前が一番ヒールなんじゃないのか? どうなんだよ? 次はテメエも入って来いよ」と挑発。

 すると山下がリングに上がった。
そして「私がいなくて苦戦してるんだったら、来月入って、余裕でぶっ倒してやるよ」と参戦宣言。
本部席で成り行きを見ていた二上社長は、「任せる」と了承。
まだ大畠組のメンバーは出そろっていないが、次回大会(12月25日、此花区民ホール、12時半試合開始)4対4での全面戦争が決定した。

 なお、ルールに関しては、大畠から「お任せします。せいぜい面白いルール考えてきてくださ~い」とダイジョ正規軍に一任した。

 最後は下野が「山縣さんだけじゃなくて、自分もない脳みそ使って、自分の意見を考えて、来月につなげていきたいとも思います。来月もぜひ、OSAKA女子、見に来てください」と締めた。

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 4月大会からスタートしたダイジョ正規軍と大畠率いる反乱軍との抗争。
3月大会でシングル対決を行った山下と志田光が両者リングアウトで終わったことが発火点。
弁天娘。、飯田の寝返りもあって、お目付け役の山縣優、お笑い路線にいたフェアリーまで抗争に身を投じたことで、現在の勢力図に塗り替えられた。

 ようやく一矢報いた形のダイジョ正規軍だが、やはり下野、山下が直接勝利をスコアしない限り、“やり返した”との印象は与えられない。
助っ人を投入して勝利しても、それは一時の喜びに過ぎない。
そんな思いが、下野の「この4人で強くなっていきたい」の言葉につながっていった。

 旗揚げから1人でダイジョを率いてきた下野。
一時はその下野に牙をむいた山下。
この2人が両輪とならなくて、ダイジョには先がない。

 どうしても壁を突き破れないでいる下野。
その意味では山下の方に勢いがある。
現状を一気にぶち破るとなると、期待が大きいのは山下の方だ。

 ドロドロした構想はダイジョには似つかわしくないかもしれないが、団体として、個人として成長するには必要悪。
下野と山下、敵の大将格である大畠と志田のどちらかから直接勝利を収めるのはどちらが先か。
それは同時に、ダイジョのエース争いにつながる。

 まずは4対4。どのようなルールが採用されるかも注目されるが、いずれにせよ本格抗争の第1ラウンドに突入だ。