OSAKA女子プロレス6・8大阪大会試合結果・「OSAKA女子プロレス〜水無月〜」
6月8日(土)大阪・アゼリア大正観衆115人

入場式の挨拶に指名されたのは勇気彩。
「OSAKA女子プロレス水無月大会にご来場いただきまして、ありがとうございます。月1回で開催してきましたDAIJOですが、5月は残念ながら大会がありませんでした。その分、6月の水無月大会で、楽しく激しい試合をしていきますますんで、皆さん気持ちよくなってください」

選手退場後、水無月大会のカードに名前が入っていないにゃんば〜がリングに登場。
リングアナウンサーを務めた四天王寺萌子がメッセージを代読。

 「本日は欠場して申し訳ございません。この後すぐに、大阪府八尾市内のオスプレイ反対運動に向かわなくてはなりません。
欠場はまことに残念ですが、大阪を守るために行ってまいります」

シングルマッチ(15分1本勝負) ○紫雷美央(4分59秒、首4の字固め)フェアリー日本橋●

ロックアップからスタートした闘いは、オープニングヒットとなった美央のドロップキックに対し、フェアリーもドロップキックを返す。

美央のサッカーボールキックを背中に浴びたフェアリーは「まだまだ!」と言って耐える。
それならと美央は2度、3度とサッカーボールキックを蹴り込んでいく。
そのたびに「まだまだ!」と耐えるフェアリー。

逆エビから逆片エビに捕らえた美央。
ロープに逃れたフェアリーに619を決め、スタンドで腕と首を決めてのメキシカンストレッチで動きを封じる。
美央のキックをかわしたフェアリーはボディースラム3連発で反撃。
さらにコーナーに詰めての串刺しドロップキック。

美央は串刺しハイキックを返し、ぶら下がり式首4の字で追撃。
ブレーンバスターから走り込んでの蹴りを顔面に叩き込むもカウント2。それならと首4の字で絞め上げてギブアップを奪った。

タッグマッチ(20分1本勝負)
●弁天娘。&ポリスウ〜メン(11分27秒、飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)三崎グリ子&華名○

試合前、握手を求めたポリスウ〜メンの右手を蹴り飛ばした華名。

その華名を制して先発したのはグリ子はポリスウ〜メンにDDTを決めるとキャメルクラッチへ。
そして「よう見ときや」とアピールして、「これが大阪名物、タコヤキ…」といって頬の肉を指でつまんで丸くしようとしたが、マスクがあるためできず。
しかし飛び込んできた弁天娘ともどもボディーアタックで押し潰すが、ポリスウ〜メンにリフトアップされて前方に放り投げられる。

 代わった弁天娘はグリ子の髪をつかんで相手コーナーの方へ投げ飛ばす。
タッチを受けた華名がリングに入ってくると足を踏みつけるが、強烈なドロップキックをお返しされる。
ダウンした弁天娘はコーナーに置いていたチェーンを手に。
凶器を使用させまいと飛び込んできたグリ子とチェーンを引っ張り合う。
しかし華名がそのチェーンをまたぐ格好になっていたため、華名の股間を通して綱引きする形に。
華名は悲鳴を上げたが、弁天娘とグリ子はそんなことお構いなしにチェーンを引き合った。

 レフェリーに注意されチェーンを放した弁天娘。すると今度はポリスウ〜メンに指示を飛ばす。
リング内で四つん這いになってスカートをたくし上げたポリスウ〜メン。
華名をカンパーナ(釣鐘固め)に決めた弁天娘は、体を揺すって華名の顔面をポリスウ〜メンの臀部に何度もぶち当てていった。

 技を解いた弁天娘は華名の背中に爪を立て、ポリスウ〜メンはボディースラムで叩きつける。
ポリスウ〜メンがDDTで叩きつけると、弁天娘は華名をパラダイスロックで動けなくして、「大阪名物パチパチパンチや!」と叫んで華名の尻をペチペチと叩く。

 怒った華名は弁天娘をロープに押し込むと、「大阪名物パチパチパンチ!」とアピールして、弁天娘の尻を平手打ち。
さらにドロップキックをぶち込み、ポリスウ〜メンには卍固めを決める。

 タッチを受けたグリ子はコーナースプラッシュをポリスウ〜メンに決めたものの、正面から飛びついてのエビ固めを踏ん張られる。
ポリスウ〜メンはそのまま後方に投げようとしたが、グリ子はフェースクラッシャーに切り返した。

 華名のサッカーボールキックに続いて、グリコポーズからのヒザ蹴りを決めたグリ子。
コーナーに飛ばして串刺し攻撃を狙ったものの、ポリスウ〜メンは走り込んできたところにラリアットを叩き込み、その勢いでコーナーを背にするかなにも串刺しラリアット。

さらにコーナートップからの攻撃を狙ったが、グリ子がセカンドロープに足をかける。それでもポリスウ〜メンはコーナーに立ってカナディアンバックブリーカーの要領で担ぎ上げようとする。不完全だったが、そのままグリ子をマットに叩きつけ、ミサイルキックで追撃。続いて弁天娘もフライング・ネックブリーカードロップ。

 ここでグリコが「ジャンケン!」と言ってグーを出すものの、弁天娘は右手でパー、左手でチョキ。
これにはグリ子の動きが止まってしまったが、レフェリーが弁天娘の反則を宣告。
今度は「エッ!?」と弁天娘の動きが止まったところで、グリ子がボディーにパンチを叩き込んだ。

 グリ子はお菓子BOXを手にして攻撃を加えると、華名がミサイルキックで続く。
そして華名がフェースクラッシャーを決めたところで、グリ子はビスコを顔面に叩き込む。さらに華名がすかさずスライディング・キックで追撃。

 ポリスウ〜メンのカットで命拾いした弁天娘は、華名にダブルリストアームサルト。ポリスウ〜メンのバックドロップ、弁天娘のシャイニング・ヤクザキックと一気に攻め立てるも、華名はバックスピンキックで弁天娘の動きを止める。

 試合の権利がないポリスウ〜メンのトラースキックが華名に決まったものの、グリ子が場外に落とした間に、華名が弁天娘に飛びつき式で腕十字を決める。すると弁天娘はタップアウト。

シングルマッチ(15分1本勝負 ) ○GAMI(11分14秒、首固め)道頓堀ショイ● ※目付きから

グラウンドレスリングでスタートした闘いは、GAMIが堀ショイの鼻をつかんだあたりから流れが変わってきた。

堀ショイがGAMIをワキ固めに捕らえながら腕にかみつき、さらにロープ渡りからのホイップを披露すると、GAMIもロープ渡りからホイップを狙う。
それをワキ固めに切り返した堀ショイ。

 GAMIがバックブリーカーからストレッチボムを狙ったところ、堀ショイは首に絡みついて阻止し、グラウンドに引き込んでダブルリストロックを決める。

 ペースをつかんだ堀ショイは619を挟んでワキ固めへ。ギブアップしないとみるや、丸め込みで3カウントを狙いにいく。

 GAMIはラリアットを決めたところから反撃開始。
肩口に担ぎ上げてから叩きつけるフェースバスター、ダブルフットスタンプ、ヒップアタックとつないでガミドーラを狙うも、堀ショイはウラカンラナで切り返す。

 堀ショイの掌底を浴びるも、トラースキックを決めたGAMIは、垂直落下式ブレーンバスター、目突きからの首固め。
ここで3カウントが数えられた。

 ゆったりしたペースながら、見ごたえのある闘いを制したGAMIは、試合後、いつものようにマイクをつかむと、「みんな忘れてると思うけど、私の引退まであと6カ月と3週間。これが最後の同期対決…と思ったら大間違い! お前、あと何個顔持ってんねん? いっぱいか。じゃあ、1回はアメリカで、1回はメキシコで、1回はお前の祖国ロシアで、そして23年前を思い出して、大阪府立で素顔でやろか」。

 しかし堀ショイは拒否。

 「え、やらんの?」と言うGAMIのマイクを奪い取った堀ショイは、「これが素顔です」と返すと、「GAMIが引退するまでに、次はボリショイ・キッドで。初めてやろ?」。しかしGAMIに「いや、何回もあるで」と返されると、「じゃあ、違うやつにしよかな…」。
それでも気を取り直して、「引退までまだ6カ月。できる限りシングルマッチ、やりたいと思います」。

 それを聞いたGAMIは、「じゃあ、いっぱいやった最後は、二上美紀子vs…」と言いかけるも、「あかんの? 残念やなぁ。KYとやりたかったのに…」。

 「で、何で引退が決まってからこんなライバルストーリーみたいの始まってんねん? おかしいやろ? もう23年もたってんねんで」とぼやきながらも、「じゃあ、あと3回ぐらいやりましょう」と言って握手を交わした。

 さらにGAMIは、次回OSAKA女子7月大会(7月28日、道頓堀アリーナ)で、GAMI、乱丸組vs栗原あゆみ、朱里組を発表。
大きな拍手が沸き起こると、「これだけ盛り上がってるってことは、このカードだけでいいですね」。
これにはリング下にいた下野佐和子が「ダメです。(私も試合に)出たい」と“物言い”。

 さらに「これは本人にも言ってないんですが」と前置きした上で、「7月20日、WAVEの(大阪)大会で、栗原あゆみvs“殺し屋”渋谷シュウのラストシングルマッチをやります」と発表。
ここでも大きな拍手が沸き起こり、「これだけ盛り上がってるということは、これ(1試合)だけでいいんかな?」。

 いずれにせよ、7月のDAIJO、WAVE大阪各大会の目玉カードが決定した。

メモリアル〜栗原あゆみ引退ロード7〜(15分1本勝負)○栗原あゆみ(10分43秒、体固め)勇気彩●
※変形裏投げ

ゴングと同時にコーナーを飛び出した勇気はそのままタックルを仕掛けてダウンさせると、栗原が立ち上がるたびにタックルを決めていった。

続いて捕らえた逆片エビをロープに逃げられた勇気は、ボディースラムから起き上がろうと4点ポジション状態の栗原に、四つん這いになって前進してヘッドバットを放った。

 ボディへの正拳突き、ショルダータックル、アトミックドロップ2連発と攻め立てる勇気に対し、カウンターのドロップキックを決めた栗原はエルボーを叩き込んでから、「1発いくぞ!」とアピールしてドロップキックをヒットさせる。
そして勇気の足を折りたたんでリバースインディアンデスロックに捕らえてから弓矢固めへ。

 しかし勇気はスタンドに戻ってから反撃。ブレーンバスターを決めると、ビッグブーツ、ジャーマンにつなげる。カウント2で返されると、コーナーから急降下エルボーを放ったもののかわされて自爆。

 コードブレイカーを決めた栗原は、コーナーを背に座り込んだ勇気に走り込んでのダブルニー2連発。
勇気のブレーンバスターを後方に降り立って投げ捨てジャーマン。そしてミサイルキックを決める。

 勇気は栗原のエルボーを浴びながらも強引なチョークスラムで叩きつけ、さらにチョークスラム2発からコーナーに上がってエルボードロップ。
さらにデスバレーボムで追い打ち。

 栗原が仕掛けてきた回転エビをカウント2で返すと、ラリアットから2発目のデスバレーボム。
カウント2でカバーを返した栗原は、強引にも裏投げを決めるも、勇気はなりふり構わずエルボーを打ちこんでいく。

栗原もエルボーで応戦。
 ランニング式のエルボーで打ち勝った栗原は裏投げ。
カウント2で返されると、勇気の左腕をロックしてからの裏投げで3カウントを奪った。

Catch the WAVE 2013 スレンダーブロック公式戦(15分1本勝負)
●渋谷シュウ(9分53秒、スリーパーホールド)朱里○
※朱里=4戦3勝1敗<6点>、渋谷=5戦2勝3敗<4点>

朱里のスケジュールの関係からDAIJOの大会で行われることになったCATCH THE WAVE公式戦。

 朱里のキックを警戒しながらもロックアップした両者。
腕の取り合いからグラウンドに持ち込んだ渋谷は、タイムマシーンにのってで秒殺を狙うがはずされてしまう。

スタンドに戻ったところでショルダータックルを決めた朱里。
アームホイップを返し、エルボーを叩き込んでいった渋谷に対し、朱里は得意の蹴りで応戦。

 強引にもDDTを決めた渋谷だが、朱里はビッグブーツから首投げ、背中へのサッカーボールキック。
さらにコーナーを背にした渋谷にジャンピング・ニーアタックを決め、ボディーにヒザを叩き込んでいく。

 渋谷は朱里のヒザをマットに叩きつけ、レッグロックで締め上げる。
さらにヒザを打ち抜くドロップキックを連発して、ドラゴンスクリューからのヒザ十字。ロープに逃げられるとミサイルキックで追撃。

 朱里のヒザ蹴りに耐えた渋谷はアンクルホールドへ。
それをエビ固めに切り返した朱里は、渋谷が立ち上がってきたところに跳びヒザ蹴りを決める。
腰を落とした渋谷の顔面を走り込んでのヒザで撃ち抜いた。

 カウント2で返した渋谷は気力を振り絞って投げ捨てジャーマンを決めたものの、すぐさま朱里も同じ技をお返し。
渋谷は丸め込みを挟みながらタイムマシーンのってを狙うも、ことごとく読まれていて決められず。

 朱里はジャンピング・ハイキックから顔面へのランニング・ニー、ジャーマン、ハイキックと攻め立て、スリーパーで捕獲。

グラウンドで胴締め式に持ち込まれると逃げられず。渋谷は無念のタップアウト。

OSAKA頂上対決(15分1本勝負)
○下野佐和子(8分40秒、上手投げ)救世忍者乱丸●

先にリングに登場した乱丸は「さぁ、遊ぶで」。しかしTommyレフェリーから「遊ぶな!」と注意を受ける。

 ゴングと同時にコーナーを飛び出した乱丸だったが、下野のぶちかましに大きく吹っ飛んだ。
「このままでは負けてしまう…」と忍法を放とうとしたが、下野は一切構わず低空ドロップキック。

 これに怒った乱丸は「プロレスは1人ではできひんねんで」と言い放ち、「忍法・ほったらかしの術!」。
そして自軍コーナーの持たれて、下野がどうするかうかがう。

 下野は1人で試合をするそぶり。
しかし対戦相手がいないので、やりづらそう。仕方なく乱丸が相手を務めることに。

 下野は乱丸をコーナーに飛ばして体当たり。
前のめりにダウンした乱丸は「このままでは負けてしまう…」と改めて忍法を放とうとしたが、下野はまたしても低空ドロップキックで妨害。
そして腕十字を狙う。

 乱丸は「何もせえへんから放せ」。渋々、技を解いた下野に対し、乱丸はコーナーに上って飛び降りる。
しかし何もせず。

ここから2人は両手を広げて飛行機ポーズ。
そのまま飛行機談義に。「どんな機種が好き?」と問い掛けられた下野が、「日本エアシステム(って、相当前にJAlに吸収されたぞ!)…」と言うと、乱丸は「デルタ航空A300型」と返す。
さらに乱丸は別のポーズをとって、「これ、何かわかるか?」。
下野が首を傾げていると「N700系」。
すかさず「それ新幹線やん」と突っ込まれた。

 そんなやり取りを経て、忍法・生着替えの術を放った乱丸。
袋から取り出したのは、まわしをデザインしたスパッツ、化粧回し、綱の“横綱セット”。
乱丸もそれを着用して、下野が不知火型、乱丸が雲龍型で土俵入り。しこを踏む際には観客から「よいしょ!」の掛け声が上がった。

 リング中央で仕切り。時間前には塩をまく仕草も。
そして軍配が返ってがっぷり四つに組み合った。結果は下野が上手投げで乱丸をマットに叩きつけで勝利、手刀を切ってTommy行司から現金が入った懸賞を受け取った。

 ゴングが鳴らされ、四天王寺萌子リングアナからも「上手投げで下野佐和子選手の勝利」とアナウンス。
しかし乱丸は下野が手にしていた懸賞金を奪って引き揚げていった。

 リングに残された下野はマイクを手に。「本日もご来場、誠にありがとうございました」と挨拶を始めると、観客席から「エーッ?」と声が上がる。
下野がそのまま「本日は気持ちよくプロレス観戦できましたでしょうか?」と続けると、会場は微妙な空気に包まれた。

 それでも下野は「これも大阪女子プロレスです」とキッパリ。
「GAMIさんの試合が終わった後に言われたように、大阪女子プロレス7月28日に道頓堀アリーナ、旧Move Onアリーナに帰ることになりました。
発表されたカードもあり、私のカード、勇気選手、フェアリーのカードはまだ決まってませんが、7月も頑張っていきたいと思いますので、またのご来場をお待ちしてます。今日はありがとうございました」と強引に締めた。

 終了のアナウンスが流れても観客の大半は席を立たず。微妙な空気に支配されたまま、幕となった。


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