OSAKA女子プロレス〜January〜1月19日(日) 道頓堀アリーナ・観衆 151人



(入場式)
2014年初の大会開始にあたって、OSAKA女子所属3選手が順に挨拶した。
山下りな 「皆さん、あけましておめでとうございます。新年初めて、OSAKA女子プロレス、ご来場ありがとうございます。
今年の抱負は“突進”にしまして、突進5番勝負、本日から始まります。記念すべき第1戦は米山さんと。
新年一発目、皆さんに元気なところを見せられる試合を…頑張ります!」

フェアリー 「私は、森の妖精フェアリー。本日はご来場、ありがとうございます。
新年一発目のDAIJOですが、私は今年ももっとさらなる要請を貫いてがんばろうと思います。それでは皆さん、よろしくお願いします」

 下野 「皆さん、新年一発目のOSAKA女子プロレス、ご来場ありがとうございます。
1月5日のWAVEのリングでも発表したように、OSAKA女子プロレス、今年は団体として、団結力をみんなで高めていきたいと思っております。
本年も選手一同、頑張っていきますので、1年間、応援よろしくお願いします」

 山下は言葉がうまく出てこなかっため、強引に締めた感じだったが、3人の個性がよく表れた挨拶だった。


シングルマッチ(15分1本勝負) ○三崎グリ子 (8分11秒、体固め)Ayaka● ※フライングボディプレス

 
Ayakaは大阪を中心に活動するFFFの新人。OSAKA女子初参戦。

 序盤はAyakaがアームドラッグを決めて三崎グリ子を宙に舞わしたが、グリ子は相手の様子をうかがっているため余裕の表情。

ボディースラムに来たところを踏ん張ったグリ子は、逆にボディースラムで叩きつけ、髪をつかんで大きく投げ飛ばし、ダウンしたAyakaの背中を踏みつけていく。

          

 さらにロープに張りつけにすると、「よう見ときや。大阪名物、たこ焼きや!」とAyakaの頬の肉を丸くつまんで、自分のペースに引き込む。

その後も余裕の表情で攻撃を仕掛けていくグリ子は、Ayakaのチョップに対して、グリコポーズからのモンゴリアンチョップを打ち込んでいく。

 Ayakaは、グリ子がコーナーに突進してくるところに足を出してカットすると、スイングDDTを決めて反撃開始。


ブレーンバスター、フライング・ボディーアタックを決めてバックに回るが、グリ子を投げることはできず。
逆にカウンターでドロップキックを浴びてしまう。

さらに自ら走ってのドロップキック5発を決めたグリ子は、キャメルクラッチ、弓矢固めと腰に集中攻撃。
グリ子は四つん這い状態のAyakaにグリコポーズから顔面を蹴り上げが、それをかわしたAyakaはエビ、逆さ押さえ込みと丸め込んでいくも、いずれもカウント2で返される。

 低空ドロップキックを払いのけられたAyakaはラリアットから逆エビを決められる。



エグイ角度で締め上げられながらも耐え、何とかロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
しかしダメージは大きく、続くフライング・ボディープレスに3カウントを聞いた。


 試合後は健闘を称え、グリ子が肩を貸して四方に礼。
GAMIプロデューサーの評価は「(Ayakaは)思ったより、できるやん」だった。


タッグマッチ(20分1本勝負) ○ポリスウ〜メン&弁天娘。(10分33秒、体固め)にゃんば〜●&旧姓・広田さくら
※ラリアット

久しぶりにOSAKA女子に呼ばれたと意気込む旧姓・広田さくらは、にゃんば〜を控えに押しやって、「負ける気はしない。2人まとめてかかって来い!」とアピール。

その言葉を真に受けて、言い終わった瞬間にポリスウ〜メンと弁天娘が襲い掛かる。

いきなりポリスウ〜メンがバックドロップを放ち、弁天娘がカバー。
にゃんば〜のカットが間に合って、辛うじてカウント3は入らなかったが、あわや秒殺のシーン。
ダメージが大きく、ピクリとも動かない広田。弁天娘のストンピングで息を吹き返し、上半身を起こした。

 ポリスウ〜メン&弁天娘のクロスラインをかわして、2人まとめてフェースクラッシャ
ーを決めてようやく反撃に転じた広田。 弁天娘のリストをつかんでロープ渡り。


しかし調子に乗ってバックを披露したところで足を滑らせて転落。
トップロープに股間を強打した。ここで弁天娘が「今日、何でお前が呼ばれたか? それは乱丸姉さんがいないからだ」と痛いところをグサリ。

「乱丸姉さんより面白いことやってみろ?」と挑発された広田は乱丸の真似をするが、あまり笑いは取れず。

それならと弁天娘に金縛りの術を放ったものの、弁天娘の動きは止まらない。バカにしたような動きをされ、広田は戦意喪失。

 
代わったにゃんば〜が弁天娘の背中をかきむしるが、弁天娘はボディーへのパンチで応戦。そしてチェーンを取り出し、にゃんば〜の股間に通してポリスウ〜メンと引っ張り合う。

カットに飛び込んできた広田の股間にもチェーンを通し、前後に引っ張る。さらに制止しようとした石黒レフェリーの股間にもチェーンを通す。
「ワン、ツー…」と反則カウントを数えた石黒レフェリーだが、3つ目はスリィ、ィィィィィィィィィィィィ〜」と声にならない声を上げ始めた。
何とか「フォー」につなげてチェーン綱引きをストップさせたが、にゃんば〜がつかまる展開は変わらない。

 

串刺しラリアットを浴びせ、ブレーンバスターを狙ったポリスウ〜メンだが、にゃんば〜はスカートをめくり上げて阻止。
タッチを受けた弁天娘もブレーンバスターを狙ったが、スカートをめくられて投げられず。

それならとスリーパーで絞め上げた。

そして、耳、尻尾を引っ張ってにゃんば〜の動きを封じた弁天娘だが、足を払われて前のめりに倒れたところ、広田がカンチョー攻撃を浴びせる。
飛び込んできたポリスウ〜メンにもカンチョー攻撃を見舞った広田は、シャイニング・ウィザードを放つと見せかけて、ヒザを立てた弁天娘の足に乗って全体重をかける。



ダウンした弁天娘に上を飛び越えてロープ間を2往復してヘッドスライディング式でのスライディング・ヘッドバットを見舞うと、その場跳びムーンサルトを放つと見せかけてのダブルフットスタンプ。
ここでにゃんば〜を飛び込んで、にゃんば〜の尻尾を利用してのクロスラインを弁天娘に決める。

 にゃんば〜のレインメーカーをかわした弁天娘は、レインメーカー式「どっこいしょ」大外刈りをにゃんば〜に決める。
しかし続いて繰り出したシャイニング・ウィザードはかわされた。

にゃんば〜はポリスウ〜メンのバックに回ってレインメーカーを放とうとしたが、両手首をつかんだポリスウ〜メンは、そのまま頭越しに前方に叩きつけ、バックドロップ。

さらにリング中央にセットしたスーツケースの上へのDDT。続くムーンサルトプレスをかわしたにゃんば〜は、コーナートップからのボディーアタックで押し潰すと、ポリスウ〜メンが放ったブレーンバスターを後方に降り立ち、ドロップキックからレインメーカー。



さらにポリスウ〜メンのラリアットを弁天娘に同士打ちさせたが、ロープに走ったところでポリスウ〜メンにラリアットで迎撃されると、3カウントが数えられた。


シングルマッチ(15分1本勝負) ●フェアリー日本橋(6分03秒、体固め) 華名○ ※ショルダーネックブリーカードロップ

いつになく真剣な表情のフェアリー。試合開始のゴングが鳴っても妖精ステップを踏まず。
相手の出方をうかがいながらロックアップで組み合った。
ロープに押し込まれても体を入れ替え、アームドラッグで華名を投げ飛ばす。
シリアスな闘いぶりに、観客から驚きの声が上がる。



 しかし1度流れが止まると、先ほどまで何があったのか知らぬ顔で妖精ステップを踏み始めた。
そして「私は森の妖精フェア…」とまで言ったところで、華名が言葉を断ち切るようにローキックを放つ。
観客からは大ブーイング。

気を取り直して、「私は森の…」と言い始めたフェアリーだが、またしてもローキックを浴びた。



「誰やて?」と言いながら蹴りを浴びせていく華名。
「お待ちになって」とストップしようとするも、華名は聞く耳を持たず。

 フェアリーをロープに飛ばして「一発食らえ!」とドロップキックを放った華名だが、それをかわしたフェアリーは、「お待ちになってと言ってるでしょ」と言いながら狂ったように蹴りまくる。これには華名もたじたじ。

 華名が立ち上がったところで、「私には、あなたの蹴りは通じません。だから蹴りは封印して」とフェアリー。


「私、蹴りしかないから」と断っても、フェアリーは「あなたには関節技がありますでしょ。さあ、(関節技を)おかけなさい」と言い終わるか終わらないかで華名はタックルを仕掛けてグラウンドに引き込む。

そしてアキレス腱固め、ダブルリストロック、腹固め、アームロックなどで関節技地獄に引き込む。フェアリーの「お待ちになって」の声も無視。



 何とかロープに逃れたフェアリーは立ち上がると、思い直したように「あなたのスリーパーは私には効きません。さあ、スリーパーをおかけなさい」と背を向ける。
スリーパーをかけられたフェアリーは両腕をゆらゆらと優雅に振って余裕を見せたものの、突然ガクッと体が落ちる。



華名が慌てて腕を放すと、レフェリーが状態をチェック。
華名も確認しようと近づいてきたところで、フェアリーが丸め込む。
しかしカウント2。

 ここでコーナーに置いていた妖精ステッキを手に取り、攻撃を仕掛けようと突進してきた華名に対し、ステッキを振り回す。

すると華名の体が宙を舞った。



面白いように華名を何度も宙に舞わしたフェアリーは、大の字になった華名のボディーにステッキを当てて「フォール」。



カウント2で返した華名は、フェアリーのステッキを奪い取って振り回す。


しかしフェアリーは微動だにせず。


やってられないとばかりに、華名はスライディングキックからショルダーネックブリーカードロップ。
妖精をマットに沈めると、ステッキを奪って引き揚げていった。


山下りな“突進”5番勝負1(15分1本勝負)
●山下りな (8分40秒、片エビ固め)米山香織○ ※ダイビング千豚♪

この日からスタートした山下りなの突進5番勝負。



 ロックアップからスタートした一戦は、いきなりタックルからチョップの打ち合いに。

骨折してテーピングしている右小指を気にしながらも、打ち返していった山下。
ショルダータックル3連発で米山をダウンさせるが、米山も低空ドロップキックでお返し。

髪をつかんで大きく投げ飛ばし、ダブルレッグロックから鎌固め。
さらにキャメルクラッチで痛めつける。
そして顔をゆがめての“羞恥攻撃”。



 米山のドロップキックをかわした山下は、お返しとばかりに米山をロープに貼りつけ、「シャッターチャンス!」と叫んで顔面をゆがめて“羞恥攻撃”のお返し。
気の強さを見せつける。


さらに貼りつけにしたまま、エプロンからミドルキックを連発で叩き込む。
そしてリング中央に引きずり込んで逆エビ。

 米山はボディーアタックをカウンターで決めて逆転に成功すると、コーナーに詰めて踏みつけていく。

さらに串刺しエルボー、ボディーアタック、セントーンとつなぎ、ダブルリストアームサルトを狙ったが、山下はボディーにヒザを叩き込んでカット。

エルボーの打ち合いからカウンターの一本背負いを決めた山下は、サッカーボールキック。



走り込んでの蹴りをかわした米山はエビに丸め込む。
カウント2で返した山下は、串刺しラリアットを叩き込み、バックドロップ。さらにカウンターで強烈なラリアットを叩き込んだがカウント3は奪えず。

 米山は胸板へのエルボーからDDTで反撃。ロープにもたれかかった山下の後頭部にランニング・ニーを放って、ミサイルキックへとつなぐ。


これはカウント2で返されたものの、コーナートップに上ってダイビング千豚♪で急降下。



これには山下も3カウントを聞くしかなかった


タッグマッチ(30分1本勝負)
○下野佐和子&花月 (14分48秒、片エビ固め)飯田美花●&志田光 ※雷電ドロップ



入場式で「団結力を高めて」と挨拶した下野だったが、花月が「なでしこKANSAI」Tシャツを着用してきたにもかかわらず、リングコスチュームだけでの入場。
これにはリング上で平謝り。それでも2人並んで、リングサイドのカメラマンに向かってポーズを取っていた。

 
下野と飯田が先発して、手四つでの力比べからリストの取り合い。そしてグラウンドでの関節の取り合いに。

1度はブレイクしたものの、飯田がタックルを仕掛けて、またもやグラウンドでの攻防に移る。
下野がフロントヘッドロックに捕らえて自軍コーナーに引き込んで花月にタッチ。
花月はコーナーから飯田の背中にハンマーを落とす。
続いてダブルタックルで飯田を吹っ飛ばすと、ダウンした飯田に下野がヒップドロップを見舞い、交互にエルボーを落としてから、腕をクロスしてのエルボードロップで息の合ったところを見せた。



 カットに飛び込んできた志田も捕まえ、対角線のコーナーに2人を追い込むと、下野と花月はすれ違うように対角線を走ってジャンピング・ニーアタックを決め、リング中央で2人並んで「オー!」と右手を高く突き上げる。

しかし背中を向けたところに志田が竹刀を手に襲い掛かり、下野を場外に落としたのを合図に、4選手が場外乱闘を繰り広げる。
志田が場外で下野にランニング・ニーを決めると、リング内は花月VS飯田の展開に。

 ボディースラム、サッカーボールキックと攻め立てる花月。
グラウンドの展開になったところで、飯田が下から三角絞めに捕らえた。



絞め上げていくが、花月は強引に持ち上げてパワーボムの要領でマットに叩きつけて振りほどいた。
そしてコーナーに飯田を追い込むと、串刺しフォアアーム、三角跳びミサイルキックと攻め立てる。

 しかし飯田も花月のスキを突いての低空ドロップキックで花月を自軍コーナーに追い込み、志田にタッチ。
花月と志田はエルボーの打ち合い。
互いに相手がロープに走ると、追いかけてエルボーを叩き込んでいく。



動きが大きくなっていく中で延髄斬りを決めた志田は、担ぎ上げてマットに叩きつけるニークラッシャーから足4の字へ。
これは下野がヒップドロップでカット。花月と志田は互いにブレーンバスターを打ち合う。
花月の2発目のブレーンバスターをこらえて、相手の体に絡みついた志田だったが、花月はその体勢から腕力だけで志田をブレーンバスターに切って取る。

 タッチを受けた下野はショルダータックルの連発からボディースラム、ヒップドロップ。
続くバックフリップを阻止した志田は、飛びついてコルバタを決めて下野を宙に舞わすが、下野は起き上がりざまにラリアットを叩き込んだ。
志田もジャンピング・ニーアタックをお返し。
ブレーンバスターは押し潰された志田だが、下野がコーナーに上がったところを追いかけての雪崩式ブレーンバスター。
そして飯田にタッチ。

 飯田はミサイルキックからグラウンドに引き込んで卍固め。
さらにアームロックに移行する。ロープに逃げられると低空ドロップキックを叩き込んでショルダーアームブリーカーを放つ。

ここで志田も飛び込んできて2人がかりの河津落としを狙ったが、花月がカットに入ってきた。
花月の首を脇に抱え込んだ飯田は花月にDDTを放ちながら、下野に2人がかりの河津落としを決めた。
そして下野にフィッシャーマンズバスター。
これはカウント2。

 飯田が立ち上がったところに花月がスワンダイブ式ミサイルキックを叩き込み、ロープを背にしたところへ花月がランニング・フォアアーム、下野がラリアットを交互に叩き込む。

さらに下野がバックフリップ。
しかし飯田は叩きつけられたところで下野の体に絡みつき、不完全ながら卍固めのような体勢で締め上げていった。
そしてエビに丸め込んだがカウント2。

返されるとアームロックに移行した飯田だが、下野は必死にサードロープに足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
続いてヨーロピアンクラッチを決めた飯田だったがこれもカウント2。 



飯田が立ち上がったところにラリアットを叩き込んだ下野は、バックフリップで叩きつけてコーナーに上がる。
花月と志田がリング下でカメラマンをも巻き込んでの乱闘を繰り広げている間に雷電ドロップを決めて3カウントを奪った。

 乱闘が収まって花月がリングに上がったところでマイクをつかんだ下野は、志田に対して、「OSAKA女子プロレスのリングで、そういうことはやめてもらっていいですか」とダメ出し。
そして改めて観客に向かって言葉を発した。



 「本日は新年一発目、OSAKA女子プロレス、ご来場まことにありがとうございました。
心機一転というか、4周年を3月21日に迎えるにあたって、個人的にも気持ちを切り替えて1から頑張っていきたいと思います。
次回大会は2月23日、こちら道頓堀アリーナで夕方6時試合開始となっておりますので、次回来場もお持ちしております。
本日はありがとうございました」
 2014年初のOSAKA女子の大会のメインを勝利で締めくくった下野。

選手層が厚くなるにしたがって、トップとしての責任と自覚も増してきた。



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