OSAKA女子プロレス【夏フェスタ’14〜東京にまいど〜】 観衆173人 
東京・新木場1st RING 2014年8月7日・木


◎入場式
 3度目の東京大会となるOSAKA女子プロレス。入場式からはじまり、フェアリー日本橋が代表で挨拶をおこなった。

「みなさんこんばんは〜。フェアリー日本橋です。ニコ生をご覧のみなさん、はじめまして。森の妖精・フェアリーです。
本日はご来場ありがとうございます。OSAKA女子プロレス3度目の東京大会となりました」と、ここまでは妖精らしく挨拶したが、
突然キラーモードに入ったフェアリーは「おい、アマンドラ?! お前らただで帰れると思うなよ」とすごむ。
そして、再び声のトーンを変えると「それでは最後まで応援よろしくお願いします♪」と大会をスタートさせた。
なお、ポリスウ〜メンは夏バテのため入場式をパスした。

タッグマッチ(20分1本勝負)
○弁天娘。&三崎グリ子&にゃんば?(14分17秒、片エビ固め)
ポリスウ〜メン●&チェリー&華名 ※弁天シュート

先に入場したのは弁天娘。&三崎グリ子&にゃんば?の3人。
それぞれどこかで見たパフォーマンスを見せると、察しのいいファンからは拍手がおこる。


 あとからの入場となったのはポリスウ〜メン&チェリー&華名。
夏バテ中のため入場式をパスしたポリスウ〜メンはゲッソリとやせ細っており、まるで別人のようなだ。

 まずは華名vsにゃんば〜で対峙するとファンは「おーーーー」の声。
どうやら、にゃんば〜の中身が“あの人”だと読んでいるようだ。
ファンの期待が高まるなか、ほぼジャレあうのみでファーストコンタクトを終了。

 続いてチェリーVS弁天娘へ。
弁天がチェーンを持ち出すと、チェリーは「OSAKA女子プロレスの選手はこんな堂々と凶器を使っているんですか! それにいつも下品なんだよ。チェーンを置いて勝負しろ!」と忠告するも、弁天は無視してチェーン攻撃。


 戦況はグリ子vsポリスウ〜メンに移る。
明らかに体力がなさそうなポリスウ〜メンが捕まると、トレイン攻撃の餌食となる。

 ポリスウ〜メンを救出したチェリー&華名組は、逆ににゃんば〜を捕まえ反撃。
チェリーは「保健所に連絡するぞ!」と裏の顔をみせる。
さらにグリ子をカンパーナに捕らえると、四つん這いとなったポリスウ〜メンのお尻に頭を打ち付けていく。
弁天さながらの下品な技で会場を沸かせるチェリー。


 続いて華名VSグリ子へ。グリコポーズはどちらのものか!?でモメはじめる2人。
決着がつかずに終わると、今度はポリスウ〜メンが弁天にスーツケースDDT。
さらにムーンサルトプレスを狙うが……にゃんば〜がスカートをめくって足止めすると、間髪入れずにグリ子が投げっぱなしジャーマン! 
ポリスウ〜メンをコーナーからひっぺがす。

 アシストしてもらった弁天はパワースラムにクロスフェースと攻勢に出たが、チェリーが熟女でドーンでカットに入ると、ポリスウ〜メンもフィッシャーマン、ヨーロピアンクラッチで続く。


 ならばと、にゃんば〜&グリ子が再び弁天のアシスト。
ダブルのパンチでポリスウ〜メンの動きを止めると、すかさず弁天が弁天シュートで飛び込み、逆転勝利を収めた。


30分1本勝負
○春山香代子(8分26秒、エビ固め)下野佐和子● ※ダイビング・ギロチンドロップ

第2試合は下野佐和子VS春山香代子のシングルマッチ。先に入場した下野はスキンヘッド姿で周囲を驚かす。


 そのままマイクを握り、「試合前ですが時間下さい。自分は数年前から全身脱毛症になり、このように髪の毛が1本もありません。
昨日の試合でずっと使い続けてきたバンダナが破けてしまい、使い物にならないので、このままの姿で試合する決意をしました。
お客さまには突然このような姿をお見せしてビックリさせてしまいましたが、バンダナがあってもなくてもいつものような試合をしていきますので、ご声援よろしくお願いします」と挨拶し試合に臨んだ。

 その言葉通り下野はスタートからエンジン全開。
ショルダータックルで春山と真っ向からぶつかり一歩も引かない強さを見せる。
春山がスタナーを放つと、下野はすぐさまショルダータックルでなぎ倒し、串刺しニーに繋げる。


 ファンとの「オー!」で一体となった下野はバックフリップに雷電ドロップを投下。
すかさずコーナーに昇ったが、春山が雪崩式ブレーンバスターで切り返し、攻守が入れ替わる。
ショートレンジのラリアットを連発していく春山だったが、下野もえびす落としで応戦する。

 春山はラリアットにペディグリーと畳み掛けるが、肩をあげ続ける下野。
逆になんでやねん!でカウント2を奪うと、ハーフダウンの春山の後ろから前からとランニングニーを叩き込んでいく。

 もう一度ロープに走った下野だったが、今度は春山がカウンターのラリアットで迎撃。さらにラリアット4発で追撃するが、これでも決まらない。


 下野の大奮闘に会場は下野コールに包まれる。
春山がコーナーに昇ったところを妨害する下野。春山が叩き落とすとすぐさまダイビング・ギロチンドロップを投下し、トドメを刺した。


タッグマッチ(20分1本勝負)
○木村響子&中川ともか(10分18秒、片エビ固め)
フェアリー日本橋&くいしんぼう仮面● ※ビッグブーツ


久しぶりにレボルシオン・アマンドラのテーマ曲が鳴り響き、木村響子&中川ともかがまずは登場。
対するはフェアリー日本橋&くいしんぼう仮面だ。殺伐とした空気のなかゴングを迎える。

 先発のフェアリーと中川がシリアスな攻防で沸かせたが、フェアリーが「私は森の妖精フェアリー」と言うと、木村が背後からスリーパーで妨害。
ファンのブーイングを浴びる。

 そのままフェアリーが自コーナーに逃げ帰り、くいしんぼう仮面VS木村響子へ。
激しいビンタ、エルボー合戦が繰り広げられるなか、くいしんぼう仮面がナックルパンチ。
そのまま場外戦へと突入する。
三角コーンで木村を強打したくいしんぼうは、リングに戻って空き缶の上へのボディースラム。
お笑いなしのキラーファイトを展開する。



 5分経過。フェアリーVS中川となると、フェアリーが首固め、逆さ押さえ込みでカウント2。
フェースクラッシャーを決めると、中川もドロップキックでお返しする。


 すぐさま木村が出て行くと、フェアリーは「お待ちになって」と懇願。
攻撃の手を緩めない木村に対し、フェアリーは「ここはな、大女のリングなんだよ。魔法が通用する世界なんだよ。わかったか!」とステッキを持ち出し、木村をホイップ。
くいしんぼうがナックルパンチで続くと、木村がかいくぐって胴締めスリーパーで捕獲する。


 フェアリーのカットに助けられたくいしんぼうだったが、アマンドラはくいしんぼうに追い討ちをかけていく。
フェアリーが「お待ちになって! 大女のリングって言ってるじゃない。アナタたちの好き勝手にはさせないわ!」と止めに入るが、味方のくいしんぼうがフェアリーにドロップキックをかまして排除。
自ら木村とナックル合戦を挑んで行く。


 くいしんぼうは、くいしんぼうドライバーで畳み掛けようとしたが、中川のジャンピング延髄が決まると、木村が間髪入れずにビッグブーツを放ち3カウントを奪った。
試合後も大乱闘となった両チーム。最後も殺伐としたまま試合が終了した。


◎インフォメーションコーナー
 
インフォメーションコーナーに現れた二上美紀子社長は、大女9・21東成で木村響子VSくいしんぼう仮面を発表。
さらにWAVE8・24新宿の追加カードとして下野佐和子VS木村響子(第1試合)、フェアリー日本橋VS関西の大物Xを発表した。

タッグマッチ(20分1本勝負)
○救世忍者乱丸&ハイビスカスみぃ(6分2秒、どすこい固め)米山香織&初日の出仮面●
※ノド輪落とし


 本大会から「なにわ☆凡女美ィーナス」から「なにわ☆凡女美ィ―トルズ」に改名した救世忍者乱丸&ハイビスカスみぃは、ヒョウ柄の全身タイツ姿で登場。モジモジ君のような格好にファンから失笑がもれる。

 乱丸が先発すると、初日の出仮面が早速、吹っ飛ばして行くが乱丸はキックアウト! 「今日の私はいつもと違うで?」と試合を再開させる。
だがここで乱丸が「ん? アンタあの人と違うの? 元OSAKA女子プロレスの……」と正体を明かそうとすると、空気を察したみぃがクロスチョップで口を封じる。



 連係に失敗した凡女美は、ここで乱丸の忍法金縛りを選択するが、米山&初日の出は無視。
すると凡女美は米山らを正座させ説教タイムへ。

 みぃ「ホンマにかわいい子やったら許すけどお前らは絶対許さない!」乱丸「おもろいことやりたいんか、ほなら一発芸やれや」と初日の出に無茶ぶりする。だが、初日の出も「その前に乱丸さんのお手本がみたいです」と切り返すと、みぃも「師匠、お手本お願いします!」と後押し。

 ところが……乱丸の一発芸がかなりの不発だったため、凡女美は精神的ダメージでダウン。
米山&初日の出がカバーし、試合が再開となる。


 みぃは初日の出にアックスボンバーを放つと、コーナーへ。すると乱丸がタッチを要求。
みぃは「今いいとこ。本当に大丈夫?」と念押ししてチェンジに応じると、乱丸が飛び込んでいく。
初日の出は冷静にフロントキックで迎撃しカバー。
慌ててみぃがカットに入り窮地を救うと、今度こそはと巻き返しにかかる乱丸がキックからノド輪落としへと繋げて、初日の出から快勝を収めた。

 試合後、乱丸は「初日の出仮面、誰かわからんかったわ?」と言うと、「そうですね、でもまた闘いたい相手ですね」とみぃ。
そして、「改めまして、なにわ☆凡女美ィートルズです! これからは凡女美(ぼんじょび)と呼んでください。以上、セミファイナルでした」とみぃが締めくくった。


30分1本勝負
○桜花由美(16分9秒、片エビ固め)山下りな● ※ビッグブーツ

3回目を数えるOSAKA女子プロレス東京大会のメインイベントに選ばれたのは山下りなVS桜花由美のシングルマッチ。
ゴングと同時に山下が飛び込んでいきショルダータックルを連発。コーナーまで追いつめたが、桜花が足を前に突き出して阻止する。

 グラウンドの攻防から手四つの力比べ。桜花がヘアホイップで攻撃にまわると逆エビ固めへ。
エスケープされると腰にニードロップを落として行く。


 山下もエルボー連打で攻守を入れ替えると、張りつけ逆水平チョップをお見舞い。
お返しの逆エビ固めで絞り上げたがニアロープだった。すぐさま山下はPKを放つと、桜花も同じ技でやり返す。

 コーナーに桜花を叩き付けた山下は串刺し攻撃を狙うが、桜花はビッグブーツで迎撃。諦めない山下は何度も何度も突進していく。


 桜花もしつこく串刺しビッグブーツを叩き込むと、10分経過のコールからエルボー合戦へと発展する。
桜花はクロスアーム式バックブローカーからビッグブーツ、ダイビング・ボディーアタックと畳み掛けるが、山下もかわしてスリーパーで捕獲。

 バックドロップで脱出を試みる桜花だが、山下はすぐにスリーパーで絡み付く。胴締めスリーパーで危うくなった桜花だが急いでロープエスケープ。

 そんな桜花に山下がラリアットで追い討ちをかける。バックドロップを放つと、桜花も応戦。
バックドロップのラリーから山下がラリアットを一発お見舞い。
桜花もカカト落としを放つと助走に入ったが、山下もラリアットで返り討ちにする。


 そしてもう一度、ラリアットに走った山下だったが……カウンターのビッグブーツを叩き込んだ桜花は、立て続けにもう一発ビッグブーツで飛び込み、完璧な3カウントを奪った。

 マイクを握った桜花は「山下、自分で起きろ。山下、アンタも何もできないけど、本当に気持ちだけでプロレスをする。私はそれでいいと思います。技が少ないなら少ないなりに考えてきたと思います。追い込まれそうになりました。だからアナタも夏と一緒に成長して、夏はWAVE、山下は大女のトップになるように切磋琢磨して強くなっていってください」と激励すると、山下もマイクを握る。


山下「すみません、今日はご来場ありがとうございます。桜花さんとのシングルマッチ正直、凄く怖かったんですけど、練習中に凄い形相で指導いただくことが多いので……。でも、試合をさせていただいて、自分は昔、昔の仕事で人に迷惑かけるばかりで。でもプロレスに出会って受ける選手がカッコいいと思って、全部を捨てる覚悟でプロレス界に入りました。
今日、メインやらせていただいてボロボロに蹴られましたけど、まだ受け足りないです。
桜花さんだけじゃなくて、他の先輩方、夏からもいろんな技をたくさんたくさん受けていきたいです。それでいつか自分は『アナタが人生を変えてくれたレスラーです』と思われるように、みなさんの心に響く試合をこれからしていきます! 
新木場にまた大女で絶対来ます。その時は満員で、たくさんの人に来てもらえるようにしていきたいので、また応援よろしくお願いします。
次のOSAKA女子プロレスは地元・大阪の東成区民センターでやります。地元・大阪を愛しています。
これは山下を見に行くしかないと思わせるようなカードをお願いしたいんですけど、あのシングルマッチで浜田文子さんと大阪で!」

 この気持ちを聞いた桜花は二上社長を差し置き、「山下が浜田さんとやりたいと。強い選手と当たって、いろんなものを吸収して、山下が強くなるために浜田文子とシングルマッチ、決定。私が決めてやる。9月21日、大女の大阪大会で浜田文子との試合、頑張ってください」とカードを決定した。

 最後は全選手で記念撮影となり、改めて大女代表の下野が「年に一度の東京進出ご来場ありがとうございました。これからも東京に限らず、全国各地で精一杯頑張りますので、本日は誠にありがとうございました」と挨拶。東京大会を締めくくった。



◎バックステージ
山下りな「(桜花とのシングル&メインだったが)凄く緊張して、うーんと思うことがあったんですけど、でもやっぱり練習で何よりも一番きびしく愛情もって指導してくれる桜花さんとのシングルなので楽しく激しくしようという気持ちを大事にリングに上がりました。

(やりたいことできた?)自分がやりたいことというより、自分が受けたいものをたくさん受けることができたのかなと思います。

(改めて桜花さんはどうだった?)チャンピオンの壁は高すぎて、先が見えなくなりそうでした。試合中に心も折れそうでした。でも、先のことを考えるよりは今を楽しみたいと思いました。

(昨日の夏すみれ戦は意識した?)意識しました。やっぱりところどころで桜花さんも同じメインで、同じ同期で、同じ会場で、同じ技を出したらってこの子はどういう反応をするのかって試されていたんじゃないかなと思います。

(次回は浜田文子戦だが)浜田文子さんです。もう、なんか吹っ切れた! ウチの代表の下野さんを見てて感動したし、もうぶつかっていくしかないなと思いました。あとのことはいい。リングの上で今をぶつけていくだけだなって。ハイ!」




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